QpopperをAPOPでインストールする

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・なにもの?

 POPデーモン。
 MTAが動いているマシンからメールを引っ張り出してくるのに、必要。
 さすがにサーバに telnetしてコマンドラインでメールを読む気にはならないので、POPデーモンが必要というわけ。

・手順

http://www.qpopper.org/からソースを取ってきて、解凍する。

 # cd /usr/local/src
 # tar zxvf qpopper3.1.tar.gz

POP用のユーザ(ex:pop)を作成して、コンパイルする。

 # useradd -s/dev/null -d/dev/null pop
 # ./configure --enable-apop=/etc/pop.auth --whith-popudi=pop
 # make

poper/にpopperとpopauthができているので、それを適当なフォルダにコピーする。

 # cd poper 
 # cp popper popauth /usr/local/lib

popauthのユーザとSUIDを変更する。

 # cd /usr/local/lib
 # chown pop popauth
 # chmod u+s popauth

/etc/pop.authを作成する。

 # popauth -init

APOPのパスワードを入力する。
単純に、popauthを実行すると、実行したユーザのパスワードを変更できる。

 # popauth -user <usrname>

/etc/inetd.confに以下の行を加える。もしくは、編集する。

 pop3 stream tcp nowait root /usr/local/lib/popper qpopper -s

inetdを再起動すれば、POPでメールがとれるようになっているはず。
ダメだった人は、マシン内のメール配信設定とか、クライアントの設定とか見直すと吉。
MTAがメールを落とし込むディレクトリと、popperが取りに行くディレクトリが違うなんていうのは、
ありがちなミスである。

・その他

 今のうちから書いておきますが、非APOPの設定などは知りません。聞かれても答えられません。
 まぁ、普通にインストールすればいいんだと思いますが。
 というか、パスワードをみんなに見せたい露出狂じゃなかったら、APOP使おうよ。


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